無料空調容量計算機 – BTUとトン数

自宅の冷暖房に必要なBTUとトン数を計算します。気候区分調整を含む簡略方式を使用。

HVACサイジング計算機ガイド:BTUとトン数

HVACサイジング計算機は、ある空間に必要な暖房または冷房の能力を、BTU毎時とトンで表した目安として見積もります。まず空調する床面積を平方フィートで測ります。各部屋の奥行き×幅を掛け、システムが受け持つ部屋を合計します。天井高を入力してください。背が高く容積の大きい部屋は、標準的な8フィート天井より空調すべき空気が多いためです。モード(暖房か冷房か)を選び、気候帯(暑い・温暖・寒い)を選ぶと、平方フィートごとに必要なBTUが設定されます。ツールは、生のBTU負荷、正確なトン数、そして設備が0.5トン刻みで売られるため0.5トン単位に切り上げた推奨能力を返します。これは設備の更新やプロジェクトの概算を行う一次サイジングであり、窓・断熱・隙間風(インフィルトレーション)・方位・在室人数も考慮する部屋ごとのマニュアルJ負荷計算の代わりにはなりません。

式は BTU毎時=面積(平方フィート)×気候係数×(天井高÷8) です。冷房の係数は、暑い25・温暖20・寒い15 BTU/平方フィート、暖房は、暑い30・温暖40・寒い50で、寒い地帯ほど暖房負荷が大きいことを反映します。トン=BTU÷12,000を、0.5トン単位に切り上げます。具体例:温暖な気候で天井高9フィートの2,000平方フィートの住宅、冷房モード。容積係数=9÷8=1.125。BTU=2,000×20×1.125=45,000 BTU毎時。トン=45,000÷12,000=3.75で、4トンのシステムに切り上げます。同じ住宅を寒い地帯で暖房モードにすると 2,000×50×1.125=112,500 BTU毎時で、これが暖房機が出すべき定格出力です。メートル法では、45,000 BTU毎時は約13.2kWの冷房能力です。

目安の数値は意図的に安全側に振られており、設備を過大にサイジングしがちです。過大な冷房機は短時間運転(ショートサイクル)を繰り返し、速く冷えるものの除湿に十分な長さを運転しないため、じめついた家と摩耗の増加を招きます。過小な設備は常時運転しても設計日には設定温度に達しません。精度の最大の隔たりは、窓面積・断熱のR値・気密性・日射で、いずれも平方フィートの見積もりでは捉えられません。だからこそ、住宅の負荷計算には ACCA マニュアルJ が、設備選定には マニュアルS が認められた標準です。よくある失敗は、空調しない車庫や屋根裏を面積に合算すること、天井高を無視すること、設計温度ではなくピークに合わせてサイジングすることです。ASHRAE 規格62.2は換気を、規格55は快適性の条件を定めます。能力を上げる前に、ダクトが必要風量(1トンあたり約400 CFM)を運べることを必ず確認し、設備を購入する前に専門家に負荷を検証してもらってください。